介護職の働き方の特徴は“夜勤”がある事です。
医療、福祉系での夜勤業務は一般的なのですが、他の業種からすると今でも少々珍しいのではないでしょうか。
今回は「介護職が夜勤明けの過ごし方」にフォーカスを当てていきたいと思います。
夜勤明けで平日時間があるからとは言え仕事終わりだから、家に帰って寝るのが普通じゃないか?と言われる事もあります。
しかし決してそうではありません。
夜勤明けだからこそ、そして平日休みだからこそ行えることがあります。
私自身の経験談、そして私どもの施設で現在も夜勤帯で働いている方のリアルな意見をご紹介致します。
夜勤のある仕事も悪くないと思っていただけると嬉しいです!
介護職の夜勤明け「寝る」以外で楽しみな事?
それでは夜勤明けの過ごし方についていくつかの具体例をご紹介しましょう!
買い物に行く
夜勤明けの過ごし方として一番多く回答が得られたのは「買い物に行く」です。
夕方、介護の仕事が終わってお店やスーパーに行くと、同じ時間に仕事が終わった人たちが店内に大勢います。
やっと仕事終わって誰とも喋らずに帰りたい日でも、どこかでばったり会ってしまうなんて事があるのかもしれません。
しかし介護の夜勤明けだと朝一お店に行けます。
平日休みなら尚更人がいないですし、何よりゆっくり店内を見て周れるのも良い点です。
介護の夜勤最高!
遊園地で思いっきり遊ぶ!
介護の夜勤明けの過ごし方として遊園地に行かれる方もごく少数ですがいらっしゃいました。
土日だと混雑しているけどデートであったり家族サービスであったり行く理由は様々。
また平日の遊園地は人が少ないので、乗り物も待ち時間が土日と比べて断然短いのもおいしいポイントです。
都会の遊園地だとさほど平日と休日の客数は代わり映えしないのかもしませんが、私どもの地方だとお客様がほぼゼロだという事も珍しくありませんので乗りたい放題です。
介護の夜勤明けで遊園地?と思うかもしれませんが、夜勤に慣れてくると割と平気なものなのです。
ゲームに没頭する
男性介護職員からの夜勤明けの過ごし方で多かったのが「ゲーム」です。
年齢層も比較的に若い方に多い傾向がありました。
どういったゲームが多いのか聞くとオンラインゲームやスマホゲームなど自分一人ではなくオンライン上で行うものが大半です。
一般企業で働いていると仕事後の夜しかプレイ出来ないけど、介護の夜勤明けだと朝からプレイできる、何より日中しかいないプレイヤーとも楽しめるようで、こういう部分でも夜勤明けのメリットがります。
外食で朝食をとる
朝から優雅ですね、と思われるかもしれませんがそんなことはありません。
一人暮らしの介護士ですと夜勤明けに家に帰ってご飯の準備をするのは割と苦痛に感じる事もあります。それならばさっさと外食で済ませてしまおう、と考えてしまうものです。
一般企業に勤められている方で出張が無い方だと自宅と会社の往復になってしまいます。そういった生活だと“モーニング”を活用する事は少なく感じます。
朝食といってもコンビニでサンドイッチかおにぎりが定番でしょうか。
仮に喫茶店によってモーニングを頼んだとしても朝食後に仕事がありますので、時間を気にしなければなりません。
夜勤明けだと喫茶店に入ってモーニングを頼み、時間を気にすることなく楽しむ事が出来ます。
是非介護の夜勤を頑張ったご褒美にいかがでしょうか。
子供の送迎は介護の夜勤明けに最適
男性介護職員の夜勤明けの楽しみ方なのですが、まだ小さい子供を保育園や幼稚園への送迎です。
最近だと一般企業に勤められている方でも子供の送り迎えをする事は珍しくありません。
しかし、出社時間との折り合いが合わなければ送り迎えが出来ない事もあります。
介護職の夜勤明けだとちょうど子供を送り届ける時間帯に間に合います。
月に数回、子供の送迎を楽しみにしている方もいらっしゃいます。その時にしか出来ない貴重な体験です。
ワイドショーを見てゴロゴロする
介護の夜勤明けに家に帰ると旦那は仕事、子供は学校、そうなると私は家で一人を満喫。
と話すのは介護士の女性の方。
朝から時間を気にすることなくテレビ番組を見られる事が何より幸せな時間です。
夜勤から帰宅してご飯用意や洗濯は後回し、今は何も考えずひたすらワイドショーを見るのです。
近年夫婦共働きの家庭が多く見られます。共働きだとご自身も働きに出て、帰宅後家事を行います。
そして皆が寝静まった頃、やっと自分の時間になります。
しかし自分も働いているので夜は眠たくなる。結果思うように自分の時間が取れない方もいらっしゃいます。
介護の夜勤明けだと働いていても労働の時間帯が違います。
その方曰く「非常に楽だわ」と満足げに話されていました。
病院に行く
夜勤明けの過ごし方として介護職員歴が長い方ですと腰を痛める事もあります。
従って夜勤明けに病院やマッサージに行かれる方もいらっしゃいます。
日中の仕事帰りだと混雑してしまう事もありますし、大きな総合病院によっては15時で終わってしまう所もあります。
平日休みだと時間を気にする事無く治療を受けられます。
スポーツジムで汗を流す
年齢層に関係なく、夜勤明けの過ごし方としてスポーツジムで汗を流す介護職員も少なくありません。
私どもの地域ですと平日のスポーツジム利用者は高齢者ばかりなのでトレーニングマシンが使いたい放題なのです。
そこをめがけて介護の夜勤明けにトレーニングに行かれます。
介護職は体力勝負の面もありますので、日々トレーニングを積んで身体を作っておくのも良い取り組みだと言えます。正し無理は禁物です。
日中にドライブ
夜勤明けの過ごし方として晴れた日はストレス解消に遠くへドライブに出かける介護職員もいます。平日休みだから交通量もさほど気になりません。
景色の良いスポットやドライビングコースなど、自分の好きな所へドライブに行きます。
昼食も平日なのでオシャレなカフェも列を並ぶこと無く入れるのも良い点です。
介護の夜勤明けの過ごし方に慣れるとアクティブになれる
介護職の夜勤明けは満足に睡眠時間が取れていない反面、少々テンションが高くなる事もあります。
さらに仕事終わって空が晴天だったら尚更どこかへ出かけたくなる衝動にかられます。
介護の夜勤に入りたての頃は緊張感と疲労感で早く休みたい気持ちになる事でしょう。ご安心ください、いずれ慣れます。
「この日夜勤明けだからどこに行こうかな」と予定を立てだすでしょう。
また、平日休みだから普段と違う何か特別感なるものを感じます。
これは週5日月曜日から金曜日まで働いている方には味わえない醍醐味です。
夜勤明けの過ごし方に罪悪感を抱く事もあります
介護の夜勤明けが続くことがたまにあります。
そんな時「平日休みで良いのかな?」と、ふと思う事があります。
周りが働いているのに自由な時間を満喫している自分に対して罪悪感を抱くのです。
もちろん介護職の仕事はしているしやる事はやっているので堂々と休んで構わないと頭では理解しているもののどこかでチラつきます。
介護の夜勤明けを体験すると?
夜勤明け、平日休みを経験すると土日休みの職場ではもう働けない気持ちになります。
介護の夜勤の場合、翌日はお休みです。
土日休みと連休になる事も時々ありますが大体2~3日働いて1日休みの繰り返しです。
このルーティンになれてしまうと月曜日から金曜日まで働く自分がイメージ出来なくなってきます。
「体力が持たない、土日どこ行っても混雑しているから平日休みの方が良い」というように夜勤明けが魅力的になっていきます。
介護の夜勤最高!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
介護士が夜勤明けにする事についてご紹介しました。
あくまで私どもの地域での話を取り上げました。地方と都市部ではまた違った楽しみ方があるのかもしれません。
ただ共通して言える事は、「介護職の夜勤明けは魅力的だ」という事です。
夜勤は眠れないし介護職員数が少なくて心細いと敬遠されがちですが、大変な事ばかりでは無い事を認識していただけたら嬉しく思います。
これから介護業界に入ってくる方の参考になれば!